白斑(白なまず)とは
肌の色が白くぬけてしまう俗にいう『白なまず』は、皮膚に分布するメラノサイト(色素細胞)が何らかの原因で減少・消失する、後天性の病気です。 メラノサイト(色素細胞)は紫外線から皮膚を守るためにメラニン色素を産生しますが、その減少、消失により皮膚の色が白く抜けていきます。 尋常性白斑の発生頻度は、平成22年度の全国調査で人口約800人に1人いらっしゃる割合になります。
肌の色が白くぬけてしまう俗にいう『白なまず』は、皮膚に分布するメラノサイト(色素細胞)が何らかの原因で減少・消失する、後天性の病気です。 メラノサイト(色素細胞)は紫外線から皮膚を守るためにメラニン色素を産生しますが、その減少、消失により皮膚の色が白く抜けていきます。 尋常性白斑の発生頻度は、平成22年度の全国調査で人口約800人に1人いらっしゃる割合になります。
これは肌の色素を作る細胞が破壊され、肌の色が作れなくなって起こる変化です。 この原因として、自分自身の免疫が誤って色素を作る細胞を壊してしまうことや酸化還元を調節する仕組みの異常により酸化ストレスに弱い色素の細胞がやられてしまうことなどが考えられています。
尋常性白斑でなくとも白斑ができる病気があり、それに付随して別の病気が隠れている可能性があるため、皮膚科専門医の診断をつけることが必要です。
ほとんどの尋常性白斑は数週間では治りませんが、根気強い治療で良くなることが期待できます。 以前は外用療法が主体の治療でしたが、紫外線をあてる光線治療(エキシマライト)が治療適応となっていますので、他院にてぬり薬で治らずにあきらめていた方でも、軽快の可能性もあります。
どうしても色が出ない場合には、手術による皮膚移植も行っています。また見た目を改善させるためには白斑の着色やメイクでのカバーも有効です。 白斑専用の製品がありますので、皮膚科でご相談下さい。