シラミ症

シラミ症とは

シラミが人に寄生し、血を吸うことでかゆみをきたす病気です。 シラミの種類にはアタマジラミ(頭髪に寄生)、コロモジラミ(衣服に寄生)、ケジラミ(陰毛に寄生)があります。

シラミが寄生してから1~2ヶ月後にかゆみが出現します。毛髪にシラミやシラミの卵が付着しているのを確認することで診断できます。シラミの卵はフケと区別がしにくく、顕微鏡で確認して診断します。毛髪に付着したものを顕微鏡で観察し、シラミの卵であることを確認します。

シラミを退治するシャンプーで治療します。アタマジラミは子ども同士で感染しやすいので、兄弟は全員同時に治療しましょう。アタマジラミは大人には感染にくいので、両親が同時に治療する必要はありませんが、かゆみがあるようなら治療が必要です。接触により感染するため、治るまではタオルの共用は避けましょう。プールの使用は断られることが多いようです。剃毛、虫体、虫卵を櫛で全て除去することでも治療できますが、あまり現実的ではありません。