子宮頸がんワクチンの種類

子宮頸がんワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンです。 HPVの種類は無数にありますが、予防できるHPVによって3種類のワクチンがあります。

❶２価ワクチン（サーバリックス）

２つのHPVを予防できます。

高リスク型の中でもリスクが高いHPV16,18（子宮頸がんの65.4%の原因）を予防します。

❷４価ワクチン（ガーダシル）

４つのHPVを予防出来ます。

高リスク型の中でもリスクが高いHPV16,18を予防します。 尖圭コンジローマなどの原因となる低リスク型（HPV6,11）を予防します。 子宮頸がんの予防効果は、96.9%。 尖圭コンジローマの予防効果は、89.3%。

❸９価ワクチン（シルガード）

9つのHPVを予防出来ます。

子宮頸がんの88.2%の原因の高リスク型の7つの型（HPV16, 18, 31, 33, 45, 52, 58）を予防します。尖圭コンジローマなどの原因となる低リスク型（HPV6,11）を予防します 9歳以上の女性に承認されています。 ガーダシルと共通する4つのHPV型に対して、同等の効果が認められます。 新たに追加された5つのHPV型に対して、93.8～96.7％の予防効果があります。

子宮頸がんワクチンの男性への効果

尖圭コンジローマの発症を抑制。 その他のHPVに関連した腫瘍（肛門癌・咽頭癌・陰茎癌など）の発症を抑制。 パートナーの子宮頸がんのリスクを減らせます。

費用

ガーダシル（4価ワクチン）は、公費助成があります。「名古屋市に住民登録がある」「小学校6年生から高校1年生相当年齢の女子」は無料です。 シルガード9（9価ワクチン）は、公費助成は無いため全て自費診療になります。